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介助犬

介助犬誕生まで指示語

介助犬誕生まで

候補犬導入

介助犬の適性(人に良く注目をはらう、作業意欲がある、落ち着いている等)を持つ犬を候補犬としてピックアップします。

最初の約1ヶ月間

介助犬の適性評価を続けながら、候補犬にあえてやりたい事をさせます。そうする事で、その候補犬の行動パターンなどが理解でき、その候補犬の訓練スケジュールを組み立てていく上で役立ちます。候補犬が自然に人の側に来たときは『Good Come!』と誉め、何かくわえてウロウロしていたら『Good Hold!』と誉め、テーブルにアップして何かをねらっていても『Good Up!』と誉め・・・・候補犬の行動に指示語を付けていきます。どの候補犬も1ヶ月間でかなりの指示語を覚えてしまいます。また、この時期に通常の健康診断に加え、候補犬の遺伝性疾患(股関節形成不全等)についても検査を行います。

訓練を行なうための評価

数人の訓練士によって再適性評価をします。
例えば

  • 新しい環境に慣れはじめたら、ネコへの反応が過敏になった。
  • 花火を異常に怖がる。馴らしても難しい。

などの候補犬はこの時点でリジェクトになります。

訓練1段階

候補犬に『人間社会のルール、マナー』に従えるように、基本動作の訓練(お座り、伏せ、待て、来い等)を行なうとともに、一般的な介助動作の訓練を行ないます。期間は候補犬によって異なりますが、約4から6ヶ月間です。

訓練2段階

1段階を終了した候補犬とユーザーのマッチングを行ないます。その候補犬が得意とする仕事と障害者の方のニーズを合わせて適切なペアを選びます。この時には仕事の内容だけでなく、互いの相性なども確認します。そしてこの時期から、医療従事者等にも関わってもらい、総合的に判断しながら引き続き訓練をしていきます。

訓練3段階

ユーザーが決まった候補犬には、ユーザーの生活状況や、身体状態を考慮しながら、そのユーザーのニーズに合った作業内容を教えていきます

合同訓練に入る前の総合評価

訓練士数名と各方面の専門家でその候補犬の総合評価を行ないます。ユーザー、候補犬の健康面をはじめとして、人間社会のマナーを守る事ができるか、介助動作を候補犬が適切に行なっているか等をチームで判断します。また、ユーザーには合同訓練に入る前のオリエンテーションに参加していただきます。自宅訪問による評価を行ないます。

合同訓練

合同訓練

合同訓練でユーザーは上手に候補犬に指示が出せ、候補犬がユーザーの指示に従えるように練習します。また、これから必要となる候補犬のケアーも学びます。この間、訓練士は、ユーザーと候補犬との信頼関係が構築されるよう適度に介入します。ユーザーとの信頼関係が構築されるよう約1ヶ月間行なわれます。候補犬ができることとユーザーのニーズをつなげるために、各種専門家も関わります。当協会は自宅での合同訓練を主としております。

認定を受けた介助犬

認定

認定は厚生労働大臣が認めた指定法人により行なわれます。平成16年9月30日までの間に限り、経過措置として必要な補助を行なう犬については、厚生労働省に届出を出して『介助犬』と表示する事ができ、公共施設等が利用できます。


指示語

冷蔵庫からジュースを取りだす

介助犬の指示語は動詞は英語、名詞は日本語でおこなっています。動詞は約60語。名詞は約30語あります。介助犬の仕事は多様な障害のニーズに対応するために多いいのです。

例えば

『テーブルの上のリモコンを私の膝の上まで持ってきて。』と言う指示語は犬には理解することが難しいのです。 これを介助犬への指示語に訳すと

Go to テーブル(テーブルへ)→ 

Up take リモコン(テーブルにアップしてリモコンをくわえる)→

Bring(私のところへ持ってきて)→

Give(渡して)→Thank you!!(ありがとう。)』

という事になります。一見、文章は長くなりましたが一つ一つの行動をくぎることで犬の動作が明確になりわかり易くなります。

もちろん、ユーザーの方との生活が始まると『Take リモコン』『リモコンは?』と言うだけで、介助犬はリモコンをどこからともなく探して持ってきているようです。ただ、新しい仕事を覚えさせなくてはいけない時は、介助犬が知っている動詞と名詞を組み合わせて教えていく必要があります。その方が早く犬が理解できるからです。

写真提供:小野寺 宏友


 

介助犬誕生まで指示語

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